アクアポニックスのメリットとデメリットとは?

近年、アクアポニックスという農業システムが注目されています。

アクアポニックスとは、水耕栽培と養殖を掛け合わせた、次世代の持続可能な循環型農業です。
魚の排泄物を微生物が分解し、植物がそれを栄養として吸収、浄化された水が再び魚の水槽へと戻る、生産性と環境配慮の両立ができる生産システムのことを意味しています。

そんなアクアポニックスについて、この記事ではアクアポニックスを実施する場合のメリットとデメリットをご紹介します。

最後まで読んでいただき、アクアポニックスの導入検討に活用してください!

目次

アクアポニックスのメリットとは?

1.収穫量が多いと同時にコストが低い(=生産性が高い)


通常の水耕栽培では、一般的には水に化学肥料である「液肥」を添加して栄養を供給します。

一方で、アクアポニックスでは、水槽内で魚を飼育する際に、魚の排泄物などが微生物によって分解され、その分解物が植物の栄養源となります。

この仕組みはつまり、化学肥料を使わずに作物を栽培できつつ、さらには魚も収穫できるため、コスト低くより多くの収穫を見込むことができます。

2.環境に非常に優しい


アクアポニックスは、水を循環させることで通常の農業と比べて約80%の節水効果が得られます。

さらに、養殖や水耕栽培の両面において、農薬や化学肥料を必要とせず、それに伴う汚染も大幅に減少します。

そのため、通常の養殖業や水耕栽培に比べて、水資源の保護に寄与することができます。
この環境にやさしい農法は、持続可能な農業の一環として注目されています。

アクアポニックスのデメリットとは?

柔軟に栽培物を変更したり増設するのが難しい

アクアポニックスは複雑な設計が必要になるため、異なる農作物を育てる場合に同じシステムで異なる野菜を育てることができない場合が多いです。例えば、トマトを育てる仕組みをリーフレタスに変更したい場合、システムを大きく変更する必要があります。

さらに、同じ作物の生産量を増やしたい場合でも、システムの設計によっては全体を再構築する必要が生じます。

まとめ

この記事では、アクアポニックスのメリットとデメリットについてお伝えしました。
CoNEY Creativeでは、アクアポニックスをはじめ、「マルチポニックス」と呼ばれる畜産も含めた循環型農漁業システムの導入のサポートをしております。

こちらの詳細も合わせてご確認ください。

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